【閉店】『大衆洋食 河金三代目』~カツカレー発祥の浅草老舗洋食店の味が大阪にて復活☆~
様々なトッピングメニューが広がるカレーシーン。
揚げ物から始まり、肉だったり、野菜だったり、ゆで卵だったり、カレーの方向性に合わせてそのバリエーションも実に様々。
しかし、カレーのトッピングとして最も存在感を発揮するのはやはり「トンカツ」。
即ち「カツカレー」ではないでしょうーか。
カツカレーの発祥は諸説ありますが、有力な説の1つが、大正7年創業の浅草洋食屋台『河金』が提供していたカツカレー丼「河金丼」であるそうな。
その浅草『河金』も今では閉店しておりますが、その系譜は引き継がれ、現在は台東区にて営業されています。
その『河金』の伝統の味が…なんと大阪に上陸しました!!!
こちら『大衆洋食 河金三代目』は、『河金』三代目である河野金三郎氏が若かりし頃『ビストロ・ダ・アンジュ』で修行をしていた縁で実現。
伝統的な洋食に『ビストロ・ダ・アンジュ』のフレンチレシピを取り入れたスタイルとの事。
カツカレーの元祖と言われるその一品、味わってみねばと突撃してきました!!!
地下鉄各線 心斎橋駅から御堂筋を南下。
ずずいと進み「御堂筋周防町」の交差点を左折して直ぐの左路地に入りますと、白を基調とした店舗を発見できます。
外観は大正モダンを地で行くノスタルジック感満載。
ズラリと並ぶ店頭の食品サンプルもそんな雰囲気を出すのに一役買っていますな。
店内はこれぞ洋食店といった雰囲気を醸し出すスタイリッシュさ。
コック帽を被ったシェフが並ぶ厨房前にはカウンター席。奥にはテーブル席もあってゆったりとした空間です。
メニューはこんな感じで正に「THE 洋食」といった大正浪漫感じるラインナップ。
そんな中で天辺に輝く「河金三代目かつカレー丼」の文字。
くー、どれも旨そうやないかい!!!
気になりまくる「河金オムライス」を振り切り、しっかりオーダーしゃーした(・∀・)
【河金三代目かつカレー丼】900円
深めの丼に敷き詰められたご飯の上にはキャベツの千切り。
そしてドカンと乗っかった大振りのトンカツ&うっすらと黄色掛かったカレー。
ヴィジュアルからも歴史が感じられそうなノスタルジー。
ランチのセットには豚汁と漬物付きです。
粘度高めの昔懐かしさ感じるカレーは、甘辛さとコクが一体となったオーソドックスなジャパニーズ・カレーライス。
カレーソースに近い濃厚さを持った洋食的方向性です。
カレー単体で見ると、昨今の試行錯誤されたそれには及ばない感じですが、そこにトンカツを合わせれば一気に化けます。
厚過ぎず薄過ぎずの調度良いカツに絡ませますと、カツの旨味と甘辛カレーがむたくたマッチしますやん☆
シャキッとしたキャベツの食感とフレッシュさがこれまたカレーの濃度に良いアクセント。
所謂「うどん・そば屋のカレー丼」とは違い、出汁的な和の要素は全く無し。
にも拘らず丼にしっかり落とし込んでいるトコが、正に大衆洋食クオリティすね。
昔懐かしさ感じる甘辛カレー×トンカツ×キャベツの三位一体感が旨い!!(^ω^)
セットの豚汁&漬物もほっこりする優しいお味。
洋食に豚汁合わせるあたりが、またまた大衆洋食らしさを前面に出してます。
新しさを押し出すのではなく、古き良き時代を思い出させる様なノスタルジック・カレー丼。
最先端のスパイスカレーや現代的な欧風カレーも勿論良いもんですが、こういったじんわり味わえるタイプもまた良いもんですねー。
ウマウマな洋食カレーを堪能しました!!!
ご馳走様でした!!!m(_カ_)m
「かつカレー丼」も然る事ながら、その他の洋食メニューもめっさんこ旨そう。
カレーメニューは実は他にもあり、「河金オムライス」のバリエーションとして「カレーがけ」があったりします。
これは複数であれこれとシェアしていただいてみたい気分に駆られます(^^)
次回はディナータイムにお邪魔してみましょかねー。
【大衆洋食 河金三代目(かわきんさんだいめ)】
ジャンル:洋食
電話:06-6121-5081
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-6-14
交通手段:地下鉄各線 心斎橋駅から徒歩約5分
営業時間:11:30~22:00
定休日:火曜日
駐車場:無
サイト:https://www.facebook.com/kawakin3/
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