『Curry処 praana』～カジュアル＆ハイレベルな菖蒲池の秀逸インドカレー☆～

「奈良に美味いもの無し」
実はこれって、やや誤って伝わった言葉だったりします。
この言葉の語源は、作家・志賀直哉氏の随筆「奈良」からの引用であるそうな。
実際に随筆には「食いものはうまい物の無い所だ」と書かれています。
ところが読み進めていくと「ここでは比較的菓子がましなのではないかと思う」と書かれ、「それを人に送ると大概喜ばれる」だとか「豆腐・がんもどきの評判はよく、近くの豆腐屋が作る豆腐は、東京・大阪の豆腐好きの友達に大変評判がいい」等々書かれているのです。

つまり「食いものはうまい物が無い所だ」という一文のみを取り上げると、奈良の食に対する辛辣な批判の様にも思える訳ですが、実は「志賀氏の好物はあまりないが、人が美味しいといって喜ぶものはある」という意味なのでした。

実際、奈良には様々な名物もあり、何より我々カレーフリークからすれば、奈良のカレーシーンは昨今グイグイと盛り上がりを見せています。
そんな中からお邪魔したのが、菖蒲池駅近くのインドカレー店『Curry処 praana』。
あ久々の奈良開拓で突撃して参りました!!!(・∀・)

近鉄奈良線 菖蒲池駅の南出口側から正面の道を真っすぐ進みますと、1分弱で左手側に店舗を発見出来ます。
むたくた駅近で助かりますな。
OPEN直後到着しましたが、紙一重の差で先客がおりポールならず。ちぇっ。

店内は木目調主体となっており、シンプルながらもシャレオツな空間演出。
カウンターありーの、テーブルありーので、お1人様からちょっとしたパーリーまで幅広く利用できそうな感じです。
店員さんはよく見えませんでしたが、厨房に1～2人、サービス1人って感じでしょうか。

カウンター席にてメニューを拝見。
ランチは「単品カリー」or気まぐれカレー3種が楽しめる「プラーナセット」。
予約しておけば「ビリヤニセット」とかもいけるのねー。
今回は初回なので「単品カリー」から「プローンマサラ」をチョイス(・ω・)

【プローンマサラ】1,080円

カレー・ライス・ピクルスとシンプルな構成の「単品カリー」。
ん、こういうのイイね。
純粋に1種類の味を堪能するのも乙であります。

カレーはさらりとした中にほんのりと粘度を保ったインド系。
具は海老＆とろとろに溶け込んだ野菜と至ってシンプル。素晴らしい。
ファーストアタックからギュッと詰まった海老の旨味が発揮されています。
これしっかり出汁取ってる感じでイイですな。
こってりかと思いきやスパイスカレーに通じるスッキリさで、海老感と旨くマッチ。

海老の存在感とスパイス感のフュージョン的効果で禿げウマ!!!Σ(ﾟДﾟ)

ライスは黒雑穀米使用。
モチッとした食感が特徴的で、グレービーなカレーとの相性もなかなか。
個人的にはバスマティライスかジャスミンライスで食べてみたい気も～。

雑穀米のモチ加減とグレービーの合わさりで禿げウマ!!!Σ(ﾟДﾟ)

千切り野菜のピクルスは優しい酸味。
これがまたエエ塩梅のアクセントになってます(^^)

カジュアルなライトさの中にも、1本通ったスパイスの利き。
そして海老の旨味をしっかり出した、ウマウマなエビカリーでした☆
こりゃ他のメニューもレベル高そうですねー。
ご馳走様でした!!!m(_海老_)m

何気に奈良の地って現地系のお店がレベル高い印象。
今回のこちらも、見た目オサレ感と気軽さに富んでいますが、押さえるトコは押さえたクオリティで満足度高し。
キャパや駅からの距離もバッチシで、お近くならふらりと多用してそうです。

他のカレーやビリヤニも気になりますし、夜のメニューも味わってみたし。
ちょいと遠方になりますが、またスパイス食事会で利用してみたいお店です(^^)

【Curry処 praana(プラーナ)】
ジャンル：インド料理
電話：050-8882-5915
住所：奈良県奈良市あやめ池南2-1-48
交通手段：近鉄奈良線 菖蒲池駅から徒歩約1分
営業時間：11:30～15:00(L.O.14:00)/18:00～22:00(L.O.21:00)
定休日：月曜日・第2火曜日
駐車場：無
サイト：https://www.facebook.com/curry.praana/