『カシミール』～これぞ大阪スパイスカレーの源流☆～

年に何回も無い夜勤明け。
平日のちゅ～と半端な時間に解放されたわたくしめ。
このまま帰って爆睡っちゅーのも寂しいので、平日のこの貴重な時間を有効活用しまして久々の『カシミール』へダメ元突撃してみました!!!
大阪スパイスカレー界の「生きる伝説」と言える後藤さんの前衛的カレー。
まだ「スパイスカレー」という概念も無く、カレーと言えば欧風系だった時代からこのカレーを提供してきたとは、もはや変態としか言い様がありません(笑)
大阪屈指のハードルの高さを潜り抜け、突撃かましてきました!!!(ﾟДﾟ)

地下鉄堺筋線 北浜駅の4番出入口から高麗橋1交差点を東に300m程進み、
阪神高速1号環状線を潜って2つめの信号を左折。
この角を曲がった時点で普段ならどエラい行列が見えたりするんですが、この日は行列ゼロ。
店内通路に2名だけ待ちができてるだけという奇跡発動(ﾟ∀ﾟ)
まぁお昼時も大分過ぎた時間帯やったんで当然っちゃあ当然すけど(笑)

ざっくり20分ほど待ちますと空きができて、後藤さんからお呼びが掛かり店内へ。
(お客でいっぱいやったんで、画像は前回訪問時のやつねww)
カウンター10席のみという小規模スペースに、毎日カレーに魅せられたお客さんがわんさか集まるという一種の麻薬的現象です(笑)
ササッと入口近く側の席に滑り込み、オーダー待ち。

基本的なメニュー構成は相変わらずですが、以前より50～100円ほど価格アップしてますな。
原価高騰の波がココにも押し寄せてきましたか(・Д・)
今回はシンプルに「マトン」をいただこうと思いましたが、残念ながら完売。
ならばと「チキン」の玄米チョイス＋タマゴをトッピングしてもらいましーた☆
前金制になったみたいで、後藤さんテンパり具合がやや少なくなったかな??ピーク時過ぎたからかな??(笑)

【チキン(タマゴトッピング)・玄米チョイス】950円

大皿に溢れんばかりに盛られたルー。
その独特のヴィジュアルがどこまでも魅惑的でマニア共のハートをがっちりキャッチ。
相変わらずのオーラ漂ってますわ～。

サラサラスープ状のルーは、切り込む様なスパイスの効きと酸味の鋭さ。
旨味も後追いでじんわりと広がっていく、安定感ある味わいです。
前回よりも酸味の立ち具合が強く感じられ、ビンダルー的な印象を覚えますなー。
まぁこの辺はカシミール・クオリティと言いますか(笑) 安定のブレ範囲(笑)
油分を感じさせないライトでクリアな旨味は、やはりどこか薬膳的なテイストを感じさせます。
そしてこの玄米との素晴らしきマッチング。
しっかりとした噛み応えにプチプチとした食感。粘り気の無さがサラリとしたルーとひっじょーに良く馴染みます。
やはりこのカレーには玄米がベストマッチと言えますね～(本音はバスマティとかやってみてほしいけど。。。)。

辛・酸・旨と怒濤の進撃がもう半端無く禿げウマ!!!Σ(ﾟДﾟ)

トッピングしたタマゴはゲイジツ的な黄身のトロみ具合。
酸味強めのルーに円やかな濃厚さをプラスしてくれ、味わいに変化を付けてくれます。
チキンとの相性もグンバツなんで、この親子丼スタイルは鉄板ですわい。

お久しぶりの歴史感じるウマウマスパイスカレー、ご馳走様でした!!!m(_鶏_)m

良い意味で全く変わる事の無い王者の風格(ブレはありますがww)。
「これぞカシミール」と言わんばかりの独自性を発揮した唯一無二のカレーです。
カレーというカテゴリに属するかすら疑問になるオリジナリティ、流石に感服しますわ。
大阪スパイスカレーの先駆者として君臨し、そのカレーに魅せられた人達が新たな店を立ち上げ、そしてまたそこから次の世代が生まれてゆく。
この連鎖が今の大阪スパイスカレー業界を築いたといっても過言ではないでしょうね。

営業日やら営業時間やらハードルはクッソ高いお店ですが、定期的に食べたくなる中毒性。
これはまたチャンスを窺ってお邪魔しなければです(・∀・)

【カシミール】
ジャンル：スパイスカレー
電話：06-6944-8178
住所：大阪府大阪市中央区東高麗橋6-2
交通手段：地下鉄堺筋線 北浜駅から徒歩約5分
営業時間：12:00～売切れまで(OPEN時間の遅れ多々あり)
定休日：土曜・日曜・祝日(たまに不定営業あり)
駐車場：無
サイト：無