『SAVOY』~古きを知り新しきを知る!!温故知新の精神を呼び起こす神戸老舗のスパイシー欧風カレー☆~

 


時代と共に新しい存在が誕生し続けるのが世の常。
勿論それはカレーシーンにおいても同様で、一昔前までは想像すらしなかった独創性豊かなカレーや本場現地流のお店がどんどん増えていっている現状です。

しかしながら、そんな中にも「原点回帰」という発想は常にあり、古きを知り新しきを知る「温故知新」の精神は脈々と受け継がれています。
カレーの原点回帰、即ちジャパニーズカレーライス・欧風カレー。

今回は神戸の地下街にて30年近き歴史を刻む老舗『SAVOY』に行ってきました。
日本人の心の奥底に根付くノスタルジックカレーをいただきに突撃デス!!(・∀・)


各線 三宮駅から徒歩約5分。
神戸三宮センター街にある「センタープラザ東館」のB1Fに店舗を構えております。
昭和の空気漂う中に、これまた昭和喫茶を思わせる佇まい。

店内はカウンター10席のみの所謂スタンドカレー的なキャパ。
その10席がランチタイムには目まぐるしく回転します。

メニューは「ビーフカレー」のみと潔いシンプルさ。
トッピングも玉子のみで、後はビールのみ。
故に聞かれるのはライスの量のみです(トッピングは自己申告)。

今回は素の「ビーフカレー」を並でオーダー。


【ビーフカレー】650円

いやーどないですかこの圧倒的シンプルさ。
ルーの具は煮込みの段階で溶け込んでいて、フォトジェニックさは皆無(笑)
だがそれがいい。
あえて媚びない姿勢をヒシヒシと感じます。

カレーとライス。
この2つの要素だけでここまで旨そう感出せるもんなのです。
今のフォトジェニック至上主義な世の中に、この精神を伝えたいもんすねー。

欧風系としてはやや軽めのとろみを出したルーは、初っ端にキュッと締まる軽快な酸味。
煮込み特有の酸味からのコクという王道の流れです。
辛さはビシッと通ったなかなかの刺激で、一般的な辛さ耐性ある方で調度良いくらい。
個人的にもこのくらいが旨味とのバランスが良いかなと。

牛肉や野菜はトロトロに溶け込んでおり、ほんのり牛肉の繊維質が残っています。
この旨味の凝縮感はやはり歴史を感じさせますね。
硬めに炊かれたライスとの相性もバッチリで、スタンダードさを極めた味の構成。
「カレー食べてます感」がビンビンに発揮されています。

欧風系のコクに合わさったスパイス感がイイ感じにまとまっていて禿げウマ!!!Σ(゚Д゚)

箸休め的な存在感を出すキャベツの千切り。
さっぱりとした瑞々しさが口内をサラッとクリアにしてくれます。

あーだこーだ考えずにサクサクっといただけるシンプルカレー。だが旨い。
この圧倒的な存在感、やはり残るだけある老舗の実力ですな。
やはり『SAVOY』はどこか特別感を発揮していますね。

ウマウマなノスタルジックカレーを堪能しました!!!
ご馳走様でした!!!m(_ _)m


僅か10席のキャパがもうぐるぐると回転しております。
ランチ激戦区の「センタープラザ」において、この人気は流石です。

昨今のオリジナリティ溢れる創作カレーとは真逆の存在。
しかし、やはりこのスタイルにはこのスタイルの良さが込められていますね。
脳で考えずに単純に「あ、旨い」と感じられる素朴さ、堪能しました。

神戸カレーの代表格と言えるコチラ、また三ノ宮界隈でのスパイス活動の際に。


【SAVOY(サヴォイ)】
ジャンル:欧風カレー
電話:078-333-9457
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ東館B1F
交通手段:各線 三宮駅より徒歩約5分
営業時間:11:00~19:00
定休日:無(年末年始を除く)
駐車場:無
サイト:http://www.jazz-voice.biz/savoy/savoy_1.html

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