『スパイスサロンバビルの塔』～裏谷四のレジェンドが中崎町に進撃!!カレー×呑みのバビル2号店☆～

2018/07/15

大阪という地で「スパイスカレー」という言葉が生まれてどのくらいか。
古くは『ルーデリー』や『カシミール』から始まり、続く『ヤムカレー』『コロンビアエイト』といった世代が盛り上げたこのジャンル。
しかしながら「スパイスカレー」という言葉を広く世に知らしめたのは、『スパイスカリーバビルの塔』ではないでしょうか。

「裏谷四」というワードを生み出した立役者であり、その圧倒的スパイス感で多くのカレーマニアを唸らせてきたコチラ。
現在も行列の出来る人気店の一角となっています。
そんな『バビルの塔』が「夜呑み」をコンセプトに加えた新店を来たる7月16日(月)に中崎町にOPEN。
その名も『スパイスサロンバビルの塔』。

カレーと呑みを組み合わせる昨今のカレー事情。
遂に『バビルの塔』福田塔主も動きましたねー。
今回、お披露目のオープニングレセプションにお邪魔してきました(^^)

大阪メトロ谷町線中崎町駅の1番出口から天五中崎通り商店街を進みます。
ちょうど商店街のど真ん中辺り左手に、青い扉のシャレオツなお店を発見。
ガラス窓のプリントされた店名を目印に(・ω・)

店内は奥にカウンター、手前にテーブル席。
奥に伸びる感じの店舗で、サケデリックな良い雰囲気。
キャパもイイ感じですねー。貸し切りとか出来るんかなー。

最初のカレーメニューはこんな感じ。
ドリンク類も「マサ斎藤チューハイ」「佐山チューハイ」等、なんともオモローなメニューも。

今回はお店で出すアテメニューを色々いただき、〆にカレーをいただきました(^^)

【魯肉(ルーロー)】
魯肉飯(ルーローハン)の頭をアテ的なメニューに。
いわゆる東坡肉(トンポーロー)的な。どう違うかは知りません(笑)
甘辛いタレと豚の脂がミックスされて極上のソースに。
肉厚な豚角煮の柔らかさったら半端無しです。
ほんのりパクチーのアクセントもエスニック的。

【エビパン】
続きまして「エビパン」。
トーストに海老や枝豆などの具を挟んだ一品です。
サクッとした食感に海老のプリプリ感＆豆の食感。
添えられたマヨネーズで味変して二度美味しいってやつ。

【トマトとチーズのフライ】
プチトマトをチーズで包みサクッとフライに。
カリカリの衣を破りますと…
プチトマトの中が飛び出てうぁちゃちゃちゃー!!!ってなりますんでご注意(笑)
甘酸っぱさにチーズのコクと濃厚さがマッチしまくり。

【アスパラのフライ】
その名の通りアスパラのフライ。
シンプルな名前通りシンプルな味わいながら、やはりアスパラの旨さが際立っています。
こちらも七味マヨネーズがめちゃくちゃ合いますな。
あービールが進んじゃう。

【チキンティッカ(仮)】
名前聞き忘れましたが、おそらくチキンティッカ的ななにか(笑)
プリプリの鶏もも肉はスパイスの主張とのミクスチャーでクッソ旨い。
いやこれとビールで延々やってけるやつ。
これトッピングでも欲しいすねー(まぁ注文して勝手に乗っけろって話ですが)。

【3種あいがけ】

さぁさぁやって参りました。〆という名のメインイベント。
今回はバビル初の3種がけってやつです。
あいめしスタイルは本店と同スタイルなのが嬉しいや。

上空からの映像です。
ちーと分かり辛いかもですが、右上から右回りで「チキンマサラ」「鰹出汁キーマ」「マトンキーマ」。
もうヴィジュアルから期待感と旨さしか出てこないやつ。

先ずは「チキンマサラ」からいただきます。
見た目サラッとしたスタイルからの、ややソフトタッチなスパイスの主張。
むしろ鶏の旨味が前に来る感じですね。
この方向性は他のスパイスガツン系との差別化が発揮されています。
スタンダードながらハイレベルさを感じさせる標準的カレー。

チキンベースの旨味が優しい存在感で禿げウマ!!!Σ(ﾟДﾟ)

続いて「鰹出汁キーマ」。
鰹のキーマと言えば本店でも定期的に提供されている人気メニュー。
バッチバチに感じられる鰹の魚介的旨味の津波。
そのファーストアタックに連なるスパイスの寄り添いは、旨味を阻害しない絶妙さです。
昨今流行の出汁系旨味押しカレーですが、スパイスとの調和性は流石の一言す。

鰹のじんわり広がる旨味の波がむたんこ禿げウマ!!!Σ(ﾟДﾟ)

ラストは「マトンキーマ」。
おそらく1番スパイス迸る感じかなと大トリにもってきました。
予想通りバッチバチに攻め抜いてくる圧倒的な刺激。
そしてマトンの齎すほんりとした野性味あるクセがめちゃくちゃマッチ。
方向性はめちゃめちゃシンプルなんですが、有無を言わせない旨味の説得力。
これぞ『バビルの塔』の真骨頂といった印象ですなー。