『curry 草枕』~薬膳的スパイス使いの独自性豊かな個性派カレー☆~
関西、特に大阪にて発展した「スパイスカレー」なるジャンル。
近頃では東京でも少ないながらその存在を確認できるようになってきました。
多くのお店は関西スパイスカレーに似た方向性を出してる印象なのですが、ちょっとそれとは違った独自性を見せるスパイスカレーを発見。
つー訳で、東京カレー遠征の際にこちら『curry 草枕』へ行って来ました。
店主さんは北海道に転居した際にカレーに魅せられ、北大カレー部、北海道カレー会議etc…様々なメディア露出などのアマチュア活動を経て『curry 草枕』をOPEN。
札幌スープカレーや関西スパイスカレー、その他世界各国のスパイス料理やカレーを体験して独自のカレーを生み出したそうな。
様々なジャンルを吸収した店主のカレー、期待値大で突撃デス!!!
各線 新宿三丁目駅から徒歩約5~7分ほど。
「新宿二丁目東」の交差点から南に50mほどの位置にある「中江ビル」の2階に店舗を発見できます。
ビル前には黄色い小さな看板のみなので、ちょいと注意が必要やもやも。
2階っつー事でてっきりカウンターだけの店とか思ってたら、思っていた以上に広々としておりキャパも結構なモンであります。
カジュアルな雰囲気のオサレCafeっつー感じ。
ホールだけでなく厨房も結構な広さで、スタッフもかなり豊富な人数です。
ほえー、関西でこれだけのスタッフ揃えてる個人店ってなかなかお目に掛かれませんよ。
壁沿いのカウンター席に案内されてメニューを拝見。
こちらはカレーの種類・辛さ・ご飯の量・トッピングを自由にチョイスして注文するスタイル。
カレーは定番的なものからベジーなものまで揃った6種類。
カレールーのみならばテイクアウトも可能。
今回は海鮮系に惹かれたので「海老とアサリとトマト」をお勧めの「3辛・並盛」でオーダー。
【海老とアサリとトマト(4辛・並盛)】950円
カレーとライスが別々に盛られるスタイルで登場。
見た感じインドカレー的なニュアンスを感じるヴィジュアルすねー。
付け合せ等も特に無い潔いシンプルさ。
具材は剥き海老、浅利、プチトマト、ピーマン。
ルーは持ち上げた感じ、ややとろみを感じます。
小麦粉使用のとろみではなく、玉葱をふんだんに投入する事で生まれる自然なとろみ。
かなりグイグイとくる鮮烈なスパイスの刺激の中に、、、なんだろ、独特の苦味を仄かに感じる薬膳っぽさが舌を刺激。
(いやまぁスパイスなんで薬膳なんすけどね)
旨味の押しは大分と弱く、玉葱・スパイス・素材の味わいで構成されたシンプル(淡白??)な味わいですねー。
出汁的な要素が強く出る関西スパイスカレーとは、確かに方向性からして違うタイプやも。
カチッと固めに炊かれた白米は、北海道で減農薬栽培してくれている「大地の星」という品種。
パエリアやリゾット向きなだけあり、しっかりとした噛み応えと粒の大きさがエエ感じっすね。
かなり個性的なタイプの別路線スパイスカレーを堪能しました!!!
ご馳走様でした!!!m(_海_)m
タイプとしてはスパイスカレーに属する感じですが、様々なジャンルの要素を取り入れた、オリジナリティの豊かな薬膳カレーといった印象。
塩気と旨味の弱さから、ややスパイスの苦味が前に出た感があるのは否めませんが、これはこれで味のある個性ですね。
しかし関西のスパイスカレーが好きな人には聊か好みが分かれるかなー。
次の機会には1番デフォっぽい「チキン」をいただいてみると、また印象変わるのかも(・∀・)
【curry 草枕(くさまくら)】
ジャンル:スパイスカレー
電話:03-5379-0790
住所:東京都新宿区新宿2-4-9 中江ビル2F
交通手段:各線 新宿三丁目駅から徒歩約5~7分
営業時間:11:30~15:00/18:00~21:00
定休日:無(不定休あり)
駐車場:無
サイト:http://currykusa.com
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