『力餅 麺の香』～創業30年を超える歴史の味!!!新大阪の咖哩麺工房にて和のカレーライス☆～

スパイスカレーや現地系カレーが闊歩する大阪カレーシーン。
しかし勿論、日本の古き良きカレーライスや欧風系カレーも負けてはおりません。
中でも昨今台頭してきているのが出汁を効かせた「和のカレー」。
特に蕎麦屋・うどん屋といった出汁のスペシャリストが出すカレーは、昔から「カレー蕎麦」「カレーうどん」という形で日本人のカレー欲を満たしてきました。

今回お邪魔しましたのは、新大阪の地で30年以上の歴史を持つうどん屋『力餅 麺の香』。
 「力餅」と言えば、近畿・中国地方におよそ100の店舗網を展開する130年に迫る歴史の大衆食堂『力餅食堂』系列なんでしょね。
新大阪センイシティーにて約30年間営業しておりましたが、施設改装に伴い新大阪駅近くに移転された老舗店であります。
「咖哩麺工房」の名の通り、「カレーうどん」が名物となるお店ですが、こちらにも「和のカレーライス」の存在があるとか。
どんな感じなんかと突撃してきました!!!(・∀・)

店舗はJR東海道本線 新大阪駅から北西。
新大阪北ビルと新大阪八千代ビルの間の細い路地の前に看板が目印に。

路地をズズイと進んでみますと、突き当りに店舗を発見。
(店舗としては八千代ビルの1階になるんすね)
看板には「新大阪名物カレーうどん」の文字…知らんかった(ﾟДﾟ;)

店内はカウンター＆テーブル席の計30席。
和の雰囲気と大衆的な空気が織り交ざった、なんかエエ感じの緩さ。
お客の大半は近所のサラリーマン＆OLでしたが、観光客的なお客もちらほら。

基本のメニューはこんな感じ。
カレー系メニューが中心となってますが、勿論普通のおうどんや丼物もあります。
夏季限定の「冷やしカレーうどん」って食ってみたかったなー。

裏メニュー的な13時以降のメニューも発見。
煮込み系のおうどんは時間掛かるからランチ繁忙時間はやってないのか。

今回はカレーライス的な「牛すじ肉カレー丼」をセレクトしました!!!(・ω・)

【牛すじ肉カレー丼(細小うどん付)】930円

「カレー丼」という名称とは裏腹に大皿で提供されます。
見た目は完全にジャパニーズ・カレーライスといった感じですな。
お茶碗大のうどんもセットになってお得感も満載(^^)

ルーはややとろみを携えたサラッと系。
具には牛すじ肉、玉葱、青葱とシンプルに纏まっています。
立ち上る湯気からはお出汁の堪らん香りが～(>∀<)

昆布・うるめ節・サバ節・カツオ節を使用した出汁ベース。
カレー粉はNestle「Crosse&Blackwell」を使用。
肉や野菜、お米も含め、使用数る食材は全て国産品としっかりした拘りです。
ファーストアタックから攻めてくる芳醇な出汁の旨味からの香るカレーの風味。
辛さはほぼ無く、あくまでジワリと感じる深みの出汁感がメインです。
牛すじ肉や玉葱の甘味も加わって、円やかさの中に力強さを秘めた正に「和のカレー」。
ライスの炊き加減がやはり丼的な柔らかさですが、このカレーならそれもまた良い塩梅やも。

出汁文化を取り入れた日本式咖哩で禿げウマ!!Σ(ﾟДﾟ)

セットの「細小うどん」は、具はシンプルに刻み青葱のみ。
ぷりっとした適度なコシのうどんに、やはり出汁の旨味が効いたあっさり仕様。
サイズ的にもかなり調度良く、出汁繋がりで「カレー丼」との相性っもグンバツっす。

つるんと心地良い喉越しで禿げウマ!!Σ(ﾟДﾟ)

日本人の舌に合いまくる和製カレーライス。
しっかりと出汁を感じさせながらもえぐみは無く、カレー粉とのバランスも良好。
思った以上に旨味押しな日本独自のカレースタイルを堪能。
ご馳走様でした!!!m(_丼_)m

ベースが出汁なので、やはり「カレーうどんのライス版」といった感じ。
カレーの味わいはサポート的で、あくまで主役は出汁の旨味。
やっぱ旨いと感じてしまう日本人の根底に訴えかけるウマウマカレーライスです。
「カレーうどん」系のメニューも要チェックや。

確実に周囲の顧客をGETしている地域密着型でありながら、しっかりと旅行客等の＋αの集客も得ていて、もう盤石の体制といった印象。
13時以降入店のコーヒーサービス(800円以上の食事に限る)もサラリーマンには嬉しいところっすね。
これからも40年、50年と続けていってほしい老舗の味わいでした(^^)

【力餅 麺の香(ちからもち めんのか)】
ジャンル：カレーライス/うどん
電話：06-6394-3718
住所：大阪府大阪市淀川区宮原4-1-45 新大阪八千代ビル1階
交通手段：各線 新大阪駅から徒歩約3分
営業時間：11:00～14:30(L.O.)
定休日：日曜・祝日
駐車場：無
サイト：無